巻物

一生懸命熱弁する友達と季節はずれの雪

天空からの眺め、洞穴からの匂い

人生において、「偶然」の立ち位置ってなんだろう。無関心って思うだろうか。「画家」は、君にとって何なんだろう。

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無我夢中で叫ぶ妹と夕立

小説家の江國香織の小説に出る主人公は、みんな狂気に満ちている。
例えれば、ホリーガーデンの果歩。
あと、きらきらひかるの笑子。
それと、ウエハースの椅子の女性画家など。
江國さんの隠れた性質を、文章にして表現した形かもしれない。
徹底的にクレイジーなのが、「神様のボート」で登場する葉子。
もしかすると迎えに来る可能性もあるあのひとを待ち、たくさんの場所に引っ越す。
あのひとを忘れることなく、必ず会えると確信して。
挙句にはママは現実を生きていないと娘の草子に言われるが、彼女にはそこまでピンとこない。
これが、この話の接待的にクレイジーなところだ。
私はウエハースの椅子には簡単に座れないけれど神様のボートには乗りたい。
江國香織さんの書く、クレイジーでも魅力的で少々病んだヒロインが大大大好きだ。

一生懸命熱弁する先生と横殴りの雪
この黒の一眼レフは、昨日の夜、波打ち際で拾ってしまった。
昨日は、7月の終わり頃で、終わりで、いつもと比較して暑い日だった。
彼女の家で、大好きな恋人と言い合いになり、しばらく一緒にいたくないと告げられた。
立ち直ろうと、部屋からこの浜辺まで自転車でやってきて、海沿いをゆっくり散歩していた。
すると、少し砂をかぶったこの一眼に出会ったのだ。
拾って、好奇心で夜景フォトを何枚か撮ってみた。
この持ち主より、良い線でとれているかもしれない。
恋人の素敵な笑顔撮りたいなー、とか、意外とピント調節ってうまくいかないなー、とか感じていた。
明日あたり、なんとか会えたら、彼女に僕が悪かったと謝るつもりだ。
そしたら、この一眼レフ、警察に届けよう。

夢中で泳ぐあいつと気の抜けたコーラ

何年か前から、九州の南に住むようになって大型台風を非常に気にするようになった。
風が全然違うからだ。
九州北部に住んでいたことも茨城に住んでいたこともあるが、台風の風の強さが全然違う。
サッカーのゴールが動いていくと話を聞いた時は、大げさだと思ったが、本当だった。
大型台風が通った後は、ヤシや高い樹は倒れ、海沿いの道路は海からのゴミでたくさんで車で走るのにも道を選ばないと走れない。
海近くの家や旅館では、車のフロントガラスが割れたり、家のガラスが破損し、天井が壊れたりと本当かと考えていたようなことを見てしまった。
真上を通らずにかすっただけでも風はものすごく強く、古い民家に住んでいると家の揺れる音が非常に心配してしまう。

具合悪そうに話す先生と私
セミももう鳴いていない夏の日の晩。
少年は家の縁側に座って、西瓜をほおばっていた。
かじっては西瓜の種を外に吐き出していると、ときどきタネが遠くまで飛ばず、自分のお腹や胸に落ちる時もあった。
傍に置いた蚊取り線香の香りと、うちわで扇ぐ暑い夜、それと口に広がるスイカの味。
少年はそんな事を堪能しつつ、明日は何をして遊ぼうか、と夜空を見上げた。

寒い休日の朝に友人と

花火大会の季節なのに、住んでいるところが、リゾート地で毎週末、打ち上げ花火が打ち上っている、もはやあきてしまって、新鮮さもなくなった。
毎週、花火を打ちあげているので、クレームも多数あるらしい。
私の、家でも花火のドンという音が大きくて子がパニックで泣いている。
夏に一回ならいいが、夏の間、毎週、長い時間、大きな音が鳴り続けていては、嫌になる。
早く花火が上がらなくなればいいのにと思う。

ひんやりした月曜の午前は昔を思い出す
夜中、寝付けないとなれば、家にあるDVDを集中して見ることがある。
昨夜選んだ映画は、「エスター」というアメリカ作品だった。
主要人物、エスターと言う子は頭が良いけれどずいぶん個性的な9歳の少女。
ラストにびっくりな結末が見られる。
これは観賞の経過で、結果が分かる人がいるだろうか疑問なくらい想像もできない終わり方。
というのは、ビクッとするのではなく、とにかくジトーッとような結末だった。
DVDは、眠れない私の夜の時を満足させてくれる。
とは言うものの、絶対アルコールとつまみも常に一緒なので、体重が増えてしまうのが良くない。

余裕で大声を出す彼と擦り切れたミサンガ

遠い昔の学生時代、見たことのある作品が、「ビフォアーサンライズ」で、日本でのタイトルは恋人までのディスタンスというものだ。
20歳のお姉さんに、「名作だよ」と勧められた合作映画だ。
列車内で偶然出会ったアメリカ人の、イーサン・ホーク演じるジェシーと、フランス人のセリーヌで、少しの間オーストリアを歩き回る話。
このストーリーの珍しいのは、これといった問題発起、もしくは盛り上がりがほとんど無いところ。
出会ってすぐという2人の主人公が、恋愛、そして、生きる事や死ぬことなんかについてひたむきにディスカッションする。
見た時は中学校3年生だった私は、分からないことが多く、幼く、ただジーッと観賞したストーリーだった。
実は、昨日、たまたまレンタルビデオ店にて発見し、懐かしく思い借りて再び見たところ大いに感動した。
特に、レコードショップで、ケイス・ブルームのカムヒアを聞きながら視線を投げあうところ。
ジェシーとセリーヌの帰国の際、要は、サヨナラのシーン、エンドを迎える。
見た当時は理解できなかったこのストーリー、期間をおいて見てみると、前回よりまたく違う見方ができるのだろう。
その後、2人がレコードショップで聞いていたCDを、ツタヤで見つけて聞いている。

騒がしく走る彼と気の抜けたコーラ
山梨の甲府は果物大国と言われているほどフルーツの栽培が行われている。
日本でもなかなか無い海なし県で、富士山などの山々に囲まれている。
そのために、漁業もできなければ、米の栽培もあまり盛んではない。
そこで、山梨を治めた柳沢吉保が、果物栽培を推進したのだ。
他県よりも名産が欲しかったのだろう。
山と山の間の水はけの良さと、山国ならではの昼夜の温度の差は甘い果物を生み出す。

気どりながら叫ぶ母さんとファミレス

いつも、アパートで一人で行えるような業務をして、忙しい時期などお声があると派遣先に仕事に参加する。
たった、稀にだけど、非常にめんどく感じてしまう。
いっそ辞めてしまおうかと。
参加すれば張り切るけど、多くの社員にはさまれて、プロジェクトで仕事をするのは大変だ。
と、親に相談すると、言いたいことは分からなくない、とクスクス笑っていた。

気どりながら体操する子供と擦り切れたミサンガ
飲み会などのアルコールのお供に、絶対健康に良い食材を!と考えている。
最近の酒の友は焼き葱。
その前は鯖。
それから、直近では明太子だけれど、少々高めなのでそれも辞めた。
先日新メニューを発見した。
お店で80円くらいのエリンギ。
小さく切って、マーガリンで炒めて、味の素と塩を適量使用し味付た物。
かなりコストは低いし、KCALも低い気がしませんか。

手裏剣


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